松(地松)


産地:日本・中国・朝鮮  気乾比重 0.57


日本人の考える一般的な松
辺材は淡黄白色、心材は黄褐色で夏目と冬目の色のコントラストの小さいものを赤松もしくは雌松、大きいものを黒松もしくは雄松・肥松・やに松と呼ぶ
日本では松喰い虫による被害のため内装用材としては残念ながらほぼ壊滅した
現在は化粧単板用材や床の間用の短尺材が高値で取り引きされるのみ


銘木中の銘木とされ、年を経るほどに増す飴色の光沢と力強く浮かび上がる杢目は何時見ても飽きを感じさせません
ただ、床材として使える良材がほとんどなくなっていて、希少価値的な価格になってしまいました
代用品として東南アジアよりラオス松(メルクシ松)が輸入されていて、建材品では板目の単板貼りが、またムクでは柾目材が出回っていますが、やはり本物とは違います