米 杉


産地:北米太平洋沿岸  気乾比重 0.35


辺材は白色、心材は黄色から赤褐色の大径木。軽軟で特有の芳香があり耐久性・耐水性が大
水湿に強く、一度乾燥するとその後の狂いも少ないため、北米では構造材から屋根材・床をのぞく内装材まであらゆる場所に使用される
材により色の差が大きくまた日に焼けると褐色化が進むので施工時に色のバランスを考えるとよい




Comment

米杉は針葉樹でありながら、同じ針葉樹である桧や杉を多用する和風建築とは一線を画す、少し変わった木と言えるかも知れません

国民性なのか、日本人は木目や色を均一に揃えることで安定感を出そうとしますが、欧米人はいろいろな木目や材の色を混ぜ込むことで、全体の雰囲気を整えるようです
材色が濃茶色〜薄黄色〜柔らかなピンクがかったものまで混ざる米杉の使い方を見ていると、とりわけそれが実感されます

また、耐水性も抜群なため、屋根や壁などの外部にも積極的に使われています
もしかすると、米杉ほど彼の地で愛されている木はないのかもしれません
日本で使うにしてもやはり洋室、それとも、柾目で揃えて洋室と和室のつなぎにその持ち味を発揮するでしょう

材を見る機会があったら、見るだけでなく是非、手のひらを当ててみてください
触っていると、その柔らかなぬくもりと木目の凹凸の心地よさが、少し疲れた心に安らぎを与えてくれるのに気づかれるかも知れません
木は見るだけでなく、触覚で感じ取れもするのです



アレルギー・過敏症の人へ

大部分は現地で製材して輸入されます 極めてカビに強いため、防カビ材も必要としないため、薬剤処理はされません 安心してお使いいただけます




商品紹介



BS−240 柾目 赤身 色ミックス 無節  本実加工
長さ3,650×巾105×厚み10mm 8枚入り
設計価格 37,000/1束(約3平米)
主に壁や軒天に使用します。
色は全てバラバラですが、似たものを集めて張るよりは、色合いの違うものを交互に張っていく方がバランスが取れてすっきり収まります。
塗装は材の質感を生かし、しっとりとした光沢を持つ油性健康塗料オスモカラーをお勧めします。